古くなった物件や住宅を新しくする方法の一つとして、リフォームやリノベーションがあります。
リフォームとリノベーションは、どちらも古い住宅や設備などを改修する際に使われる言葉ですが、それぞれ違いがあります。
今回は、リフォームとリノベーション、それぞれの言葉の意味や両者の違いについてご紹介しましょう。
リフォームは改修でリノベーションは刷新:2つの違いとは
リフォームとは通常、老朽化や劣化の進んだ建物や設備などを、当初の状態に戻すことをいいます。
たとえば、風雨にさらされて色がくすみ剥がれ落ちてしまった外壁を塗装し直す、黄ばんでひびの入ったユニットバスを新しいものに交換するなど、比較的小規模な工事や単純な設備の交換などがリフォームに当たります。
一方リノベーションとは、建物や設備を一新することで、当初の状態に戻すだけでなく新たな機能や付加価値を追加することをいいます。
住宅を一度骨組みだけの状態に戻し間取りを作り直すスケルトン工事や、風呂場の配管を組み直す工事など、比較的大規模な工事をおこない新たにデザインしなおすことをリノベーションと呼びます。
どちらも経年劣化や使用により古くなったものに手を加える点は同じです。
しかし、リフォームは悪くなったものを最初の状態に戻す改修にとどまり、リノベーションはより良い形に作り替える、刷新であるといえるでしょう。
工事の規模が異なるリフォームとリノベーション:費用の違いについて
リフォームとリノベーションとを分ける具体的な違いは、工事規模と費用、工事後の性能の3点です。
リフォームの場合、ユニットバスの交換やフローリングの交換など、部分的かつ小規模な工事であることが多いため、工事期間やコストも抑えることができます。
浴槽の交換であれば10万~30万円、クロスやフローリングの交換であれば6畳10万~12万円など、場所や取り替える面積などによって相場や見積もりも算出しやすいでしょう。
一方で、リノベーションでは工事規模が大きくなることが多く、それに伴って工事期間とコストも大きくなることが一般的です。
キッチンや風呂場など限定的にリノベーションをおこなう場合は300万円以内に収まります。
二世帯住宅用に作り替える場合や子ども部屋を設けたいなど、間取りに大きな変更を加える場合は500万円以上かかってしまう、という事も少なくありません。
一般的には1㎡あたり10万~15万円ほどが目安とされていますが、リノベーションをおこなう建物の築年数や住宅の種類、大きさなどによっても異なるため、正確な金額を知りたい場合は専門業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
リノベーションでは工事規模や金額が大きくなってしまう一方で、施行後の間取りや設備の性能について自由に決めることができます。
まとめ
今回は、リフォームとリノベーション、それぞれの言葉の意味や両者の違いについてご紹介しました。
改修したい場所や広さ、問題点などを明確にすることが、リフォームとリノベーションのどちらが向いているかを判断する材料になるでしょう。
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