空き家を相続で取得する人が増加しており、トラブルが社会問題化しています。
問題となる家をどうして相続してしまうのか、理由を考えてみましょう。
空き家取得の理由と放置による、リスクについてご紹介します。
空き家を相続で取得することが一般的な理由や背景
空き家の取得は相続によるケースが多く、両親が住んでいた実家を、遠方で暮らしている子どもが名義上引き継いで、そのまま誰も住まない状態となります。
取得したくて空き家の所有者になるわけではなく、親の死亡により必然的に取得しているのが一般的な現状です。
なんとなく取得した空き家は放置されるケースが多く、売却などの活用が困難なエリアでは、所有者がなかなか決まらない状況に陥ることも。
遺産分割協議がなされないままだと、責任を持った家を管理する状況を作りにくく、適切な家の維持をできない状態となり、老朽化がどんどん進んでいきます。
老朽化が進むと管理にますます手がかかるので、より放置されやすくなり、所有者も決めにくくなる悪循環が生まれます。
売却で譲渡益のでるような家であれば、長期間空き家とならずに処分できますが、地方など人口減少の大きいエリアでは売りたくても売れない状況です。
相続によって家は引き継がれていくので、問題回避のために放置を続けると、次の世代により大きな問題となって残っていくと覚えておきましょう。
取得した空き家の管理を放棄するとトラブルになる理由
取得した空き家の管理を放棄し続けると、さまざまなトラブルが発生します。
定期的な管理をしない、主なトラブルは以下の3つです。
・資産価値の低下
・周囲への悪影響
・税金の増額や行政代執行
管理放棄によって家の老朽化が進むと、資産価値が落ちてしまい、売却などの活用がどんどん難しくなります。
老朽化した家は破損や倒壊しやすくなり、強風などで飛ばされた家の一部で人やモノに危害を与える可能性が増大。
誰も出入りしない理由から、不法侵入や犯罪の温床になるケースもたくさん報告されており、火災のリスクも大きくなります。
周囲に被害を与えるような状態になると、固定資産税の特例が適用除外となり、税額が何倍にも膨れ上がるので管理コストがますます負担となるでしょう。
最終的には行政代執行によって強制解体される事例も全国で増えているので注意が必要です。
まとめ
空き家取得の大きな理由は相続で、管理を放棄すると社会問題となっているトラブルが発生しやすくなります。
適切な管理と活用によって、実家の維持や処分をできるように、早い段階で対策をとっておくようにしてくださいね!
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