【堺市】不動産売却の基本流れ!初心者が損をしないための5つのステップ
「子どもが大きくなってマンションが手狭になったから、堺市内で一戸建てに住み替えたい」
「親から堺市内の実家を相続したけれど、誰も住む予定がないので売却を考えている」
人生の中で何度も経験することのない「不動産の売却」。いざ始めようと思っても、「何から手をつければいいのかわからない」「いくらで売れるのだろう」「不動産会社に騙されて損をしたくない」と不安になるのは当然のことです。
不動産売却は、数千万円という大きなお金が動く一大イベントです。正しい知識を持たずに進めてしまうと、相場より数百万円も安く買い叩かれてしまったり、売却までに何年もかかってしまったりと、大きな不利益を被るリスクがあります。
特に大阪府堺市は、政令指定都市として7つの区(堺区・北区・西区・中区・東区・南区・美原区)を持ち、それぞれのエリアによって不動産市場の動きや買い手のニーズが大きく異なります。
この記事では、堺市で初めて不動産売却を行う方が絶対に損をしないために、売却の基本の流れを「5つのステップ」に分けて徹底的に解説します。堺市特有の地域事情や、売却にかかる費用・税金の知識まで網羅していますので、ぜひ最後まで一読し、安心・安全な不動産売却の第一歩を踏み出してください。
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ステップ1:堺市の不動産相場を知り「売却計画」を立てる
不動産売却のスタートは、いきなり不動産会社に駆け込むことではありません。まずは「自分自身の状況を把握すること」と「大まかな相場を知ること」から始まります。
① 売却の動機と目標時期を明確にする
まずは「なぜ家を売るのか」を整理しましょう。
- 子どもの成長に伴う「住み替え(買い替え)」
- 資産整理や金銭的な理由
- 相続した空き家の処分
動機によって、売却にかけられる期間が変わります。例えば「秋の新学期までに新しい一戸建てに引っ越したい」という場合は、逆算して春先には売却活動を本格化させる必要があります。時期に余裕があるのか,それとも急いで現金化したいのかによって、この後の「売り方」の戦略が変わってきます。
② 住宅ローンの残債(残り)を確認する
ここが非常に重要なポイントです。売却したい物件にまだ住宅ローンが残っている場合、「原則として、売却完了時(引き渡し時)までに住宅ローンを全額返済し、金融機関の抵当権を抹消すること」が条件となります。
手元の資金や、物件が売れた代金で住宅ローンを完結できるか(アンダーローン)、それとも売却代金だけではローンが返しきれないか(オーバーローン)によって、選ぶべき売却方法や資金計画が180度変わります。まずはローンの「残高証明書」やネットバンキングで、正確な残債額を確認してください。
③ 堺市のエリア別・相場感をネットで調べる
不動産会社に査定を依頼する前に、自分でも大まかな相場を調べておくことで、提示された査定額が妥当かどうかを見極める「目」を養うことができます。
堺市はエリアによって以下のような特徴があります。
- 堺区・北区:御堂筋線(なかもず駅・新金岡駅・北花田駅)や南海高野線(三国ヶ丘駅・堺東駅)沿線は、大阪市内へのアクセスが抜群に良いため、ファミリー向けマンションや土地の需要が非常に高く、相場も高水準を維持しています。
- 西区・中区・東区:JR阪和線や南海高野線、泉北高速鉄道沿線を中心に、落ち着いた住宅街が広がります。一戸建ての需要が根強く、車2台駐車可能な物件などが好まれる傾向があります。
- 南区:泉北ニュータウンを中心としたエリアです。初期に分譲された一戸建ての「買い替え・住み替え」や実家の相続売却が増えています。近年はリノベーション目的の中古物件需要も注目されています。
- 美原区:国道沿いの利便性や大型商業施設の進出に伴い、底堅い需要があります。主に広めの土地や一戸建ての取引が中心です。
ステップ2:信頼できる不動産会社を選び「査定」を依頼する
大まかな相場が掴めたら、プロの不動産会社に具体的な「査定」を依頼します。不動産売却の成否は、「どの不動産会社(担当者)を選ぶか」で8割決まると言っても過言ではありません。
①「机上査定」と「訪問査定」の違い
不動産の査定には2種類あります。
- 机上査定(簡易査定):物件の住所、広さ、築年数などのデータと、過去の周辺取引事例をもとに、机の上で算出する査定方法です。「まずは大体の金額を知りたい」という段階におすすめです。
- 訪問査定(実地査定):不動産会社のスタッフが実際に現地を訪れ、お部屋の状態、日当たり、周辺環境、道路との接道状況などを細かく確認して正確な金額を出す査定方法です。本格的に売却を決めた際には必ず行います。
② 査定価格の「高さ」だけで選ぶのは絶対にNG
複数の不動産会社に査定を依頼すると、会社によって金額に数百万円の差が出ることがあります。ここで初心者が最も陥りやすい罠が、「一番高い査定価格をつけてくれた会社に決める」というものです。
査定価格とは、「その金額で売れることを保証する価格」ではありません。悪質な不動産会社の中には、自社と契約を結びたいがために、相場から大きくかけ離れた「売れもしない高額な査定価格」を提示してくるところがあります。
そのような会社と契約してしまうと、結局何ヶ月も売れ残った末に、次々に値下げを要求され、最終的には相場より低い金額で売却することになりかねません。
③ 堺市の市場に強い「地域密着型」の会社を選ぶ
不動産会社を選ぶ際は、以下のポイントを質問してみてください。
- 「この査定価格になった明確な根拠は何ですか?」
- 「堺市のこのエリアで、直近でどのような売却実績がありますか?」
- 「私たちの物件の弱みをどうカバーして売却活動を行いますか?」
的確かつ誠実に、堺市の地域事情を踏まえて答えてくれる会社や担当者こそが、損をさせない良質なパートナーです。大手のネームバリューだけでなく、堺市内のネットワークやフットワークの軽さを持つ「地域密着型の店舗」に相談するのが、結果的に早期&高値売却の近道となります。
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ステップ3:不動産会社と「媒介契約」を結び、売り出し価格を決める
パートナーとなる不動産会社が決まったら、正式に売却活動を依頼するための「媒介契約(ばいかいけいやく)」を締結します。
① 3つの媒介契約の特徴と選び方
媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があり、それぞれルールが定められています。
| 契約の種類 | 複数社との契約 | 自己発見取引 | 特徴・メリット・デメリット |
|---|---|---|---|
| 一般媒介契約 | ○ 可能 | ○ 可能 | 多くの会社に依頼できる反面、不動産会社側からすると販売活動の優先順位を下げられるリスクがあります。 |
| 専任媒介契約 | ✕ 1社のみ | ○ 可能 | 1社限定なので広告費を投入して積極的に売却活動を行ってくれます。バランスが良く一番おすすめの契約です。 |
| 専属専任媒介契約 | ✕ 1社のみ | ✕ 不可 | 最も拘束力が強い契約です。手厚く動いてくれますが、自分で買い手を見つけてもその会社を通す必要があります。 |
② 戦略的な「売り出し価格」の設定方法
媒介契約を結ぶと同時に、実際に市場に出す「売り出し価格」を決定します。損をしないためのポイントは、「査定価格をベースにしつつ、若干の交渉幅(値下げ交渉される分)を上乗せして設定する」ことです。
例えば、査定価格が2,900万円だった場合、最初から2,900万円で売り出すのではなく、「3,000万円」でスタートします。不動産ポータルサイトでは、ユーザーは「3,000万円以下」といったキリの良い数字で検索条件を設定するため、その検索網に引っかかりやすくするためです。最初から高すぎる価格にすると割高な物件と認識されてしまうので、担当者と相談しながら絶妙なラインを攻めましょう。
ステップ4:売却活動(内覧対応)を行い「売買契約」を締結する
価格が決まったら、いよいよ不動産会社による本格的な販売活動がスタートします。
① 不動産会社の販売活動(ネット広告の重要性)
今の時代、買い手の9割以上は「スマホのネット写真」を見て第一印象を決めます。そのため、物件写真の綺麗さや情報の充実度に力を入れている不動産会社かどうかが、早期売却の鍵を握ります。
② 内覧(ないらん)対応:買い手の心を掴むコツ
居住しながら売却する場合、内覧対応が売却価格を大きく左右します。以下の準備を徹底しましょう。
- 徹底的な掃除と片付け:特に「玄関」「リビング」「水回り(キッチン・浴室・トイレ)」は念入りに。不要なモノは処分して部屋を広く見せましょう。
- 「明るさ」と「開放感」の演出:内覧の日は、すべての部屋の照明をつけ、カーテンを開けて部屋を最大限明るく広く見せます。
- 「ニオイ」のケア:ペットの臭いやタバコ、生活臭は事前に換気を十分に行い、消臭対策をしましょう。
③ 条件交渉と「売買契約」の締結
購入希望者から届く「買付証明書」をもとに条件をすり合わせ、合意に至れば「売買契約」となります。契約当日は、買い手から売却代金の10%〜20%程度の「手付金」を受け取ります。この契約を結んだ後は簡単には解約できなくなるため、内容をしっかり確認してください。
ステップ5:決済・物件の引き渡しと「確定申告」
売買契約が終われば、いよいよ最終段階です。新居への引っ越しを済ませ、物件を完全に空の状態(引き渡し可能な状態)にします。
① 残代金の決済と引き渡しの流れ
決済当日は、通常、買い手が住宅ローンを借り入れる金融機関(銀行)のブースに集まって手続きを行います。
- 買い手から売却代金の残額が売主の口座に振り込まれます。
- 売却代金を使って、売主の住宅ローンをその場で一括返済し、司法書士が「抵当権抹消手続き」を行います。
- 物件の鍵をすべて買い手に渡し、引き渡し完了となります。
② 不動産売却にかかる「諸費用」を忘れない
不動産売却には、以下のような諸費用がかかります。あらかじめ手元に残る金額(手取り額)を計算しておきましょう。
- 仲介手数料:上限は「売却価格の3% + 6万円 + 消費税」
- 印紙税:売買契約書に貼り付ける収入印紙代
- 登記費用(抵当権抹消):司法書士への報酬を含めて1.5万〜3万円程度
不動産を売却した「翌年の2月16日〜3月15日」の間に、必ず税務署へ確定申告を行う必要があります。
■ 売却して利益(譲渡所得)が出た場合:
マイホームを売却した場合、一定の要件を満たしていれば「3,000万円特別控除の特例」が適用でき、税金がゼロ(非課税)になります。ただし、特例を受けるためには必ず確定申告をしなければなりません。
■ 売却して損失(赤字)が出た場合:
損をしてしまった場合、確定申告を行うことで「損益通算」という制度を利用でき、会社の給与所得などから売却損を差し引いて、税金の還付を受けることができます。
結び:堺市での不動産売却を成功させるために
初めての不動産売却における「5つのステップ」の流れはいかがでしたでしょうか?
何よりも大切なのは、「あなたの目線に立って、二人三脚で動いてくれる地元の不動産会社を見つけること」です。特に堺市はエリアごとの特性が強いため、全国一律のマニュアルではなく、堺の街の価値を正しく理解し、買い手にその魅力を熱量を持って伝えてくれる地域密着の会社が強い味方になります。
「まずは我が家がいくらで売れるのか、目安を知りたい」
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