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日本の家と西洋の家の違い

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日本の家と西洋の家の違い

カテゴリ:不動産購入のコツ
皆様こんにちは。

堺市で長年皆様の不動産の売買のお手伝いで愛されている「LIXIL不動産ショップ(株)友進ライフパートナー」です。不動産購入、不動産売却、リフォーム相談から見積もり取得、相続相談など物件のお困りごとを幅広く取り扱っている堺東駅前に店舗を構えている不動産会社です。

今回の記事テーマは「日本の家と西洋の家の違い」です。

近年日本の家屋も西洋建築で建てられたものを見かけます。
日本の家と西洋の家との違いを調べてみました。

日本の家

古来から日本の家は木と紙と土で出来ています。
戸外とのつながりを大切に、四季の環境を積極的に利用する家つくりをしてきました。

この場合断熱性を上げて外と中を遮断する考え方ではなく、暑いときには障子を全開ににして、外の空気を積極的に取り入れて快適に過ごすように考えられています。
また寒いときは障子を閉め、雨戸なども閉めて、家族全員が一室に集まり、”いろり”などで局所的に暖をとる考え方でした。
決して家全体を暖めるのではなく、直接的に火にあたることで身体を温めています。
このように日本の家はオープン思考でつくられており、自然の四季の変化を感じつつ、うまく利用してきたと言えます。

日本の家の特徴

1. 木・紙・土で造られている

日本の家は、以前から木・紙・土で作られてきたのが特徴です。
石や金属に重きを置く西洋の重量文化に対して、木を中心とする日本の家は軽量文化であるといえるでしょう。
日本の家に当たり前のように存在する「ふすま」や「障子」は、軽い力で簡単に開閉できる紙で作った傑作されています。

2.戸外とのつながりを大切にしている

日本の家は、戸外とのつながりを大切にしている点で特徴的です。
自然との融合を好む日本人らしく、引き戸を開けっ放しにしたり窓の数を多くしたりして風通しをよくします。
また土間や縁側などは、自然と一体化できる空間を提供します。
このように日本では、自然や季節を感じながら快適に過ごせる家づくりを目指してきたといえるでしょう。

3.築年数に応じて資産価値が下がる

日本では新築の資産価値が高く、築年数に応じて下降するのが一般的です。
そのため、何らかの理由で土地を手放す際は、築30年ほどの古くなった家付きでは売れずに、解体することも珍しくありません。
また、子どもの世代になると建て替えを検討するケースも増えていて、日本の家は数十年で解体されてしまうサイクルになっているようです。

西洋の家

西洋の家は石や木などで出来ており、シェルター的な考え方でつくられています。
外とは遮断して、密閉を良くして内部で快適に過ごせるようにつくられています。
冬に使う暖炉は部屋全体を暖める考えで設置されています。
またその暖炉は煙突へ上昇気流を発生させていて、結果的に暖炉に向かって部屋の空気が引っ張られ、自然と計画換気が行われるシステムになっているようです。
また、欧州の家は、窓が少なく小さいのは、欧州はもともと日照時間が短く、カラッとした夏と長い冬であり、夏の暑さよりも冬の寒さをどう快適に過ごすかの方が、大切だったのかもしれません。
このように西洋の家は昔から外と内を遮断して計画的に換気して暖房し、快適に過ごす考え方だったようです。

西洋の家の特徴

1.石造りの家が多い

西洋の家の特徴に、石造りでがっしりとした家が多いことが挙げられます。
これには、西洋の「自然は人の手で制御する」という考え方が表われているとの事です。
壊れにくい石造りの家で、自然災害や厳しい冬の寒さを乗り切るためのシェルターのような役割を果たしているのです。

2.外部と遮断され窓の数が少ない

外部と遮断して造られた西洋の家は、日本の家と比較して窓の数が少ないのも特徴です。
家の中と外部を切り離し、寒い冬でも密閉された室内で快適に過ごすことが重視されていると考えられます。
冬に使用する暖炉は、煙突に上昇気流を起こさせて自然に換気できる仕組みです。
石造りの厚い壁・小さくて少ない窓・閉まっているのが基本のドア・暖炉などは、熱を外に逃がさず自然から室内を守ります。

3. 築年数に比例して資産価値が上がる

西洋の家は、築年数に比例して資産価値が上がるという特徴があります。
そのため、長く住み続けられるよう手入れをして、子どもや孫の代まで引き継ぐのが一般的です。
築年数の長い家は、その後も手入れさえすればいつまでも住み続けられると考えられ、中には築数百年に及ぶ物件も珍しくありません。

現代の家

日本の生活様式も昨今の環境変化により、 西洋化してきています。
家づくりでも椅子+ベッドでの生活様式に完全に変わりつつあります。
都会生活では外部の空気を積極的に取り入れようとしても、残念ながら外は排気ガスや花粉などあまりいい環境ではありません。
また家もオフィス環境のように、一年中部屋の温度を一定に保ち、寒くも暑くも無い快適な空間を求めているのも事実です。
そうなってくると家自体の気密、断熱をきちんとして、内部ではエアコン常時稼動、さらに新鮮空気はフィルターを通して導入、計画的に換気をする生活を望む人が多いのではないでしょうか?
日本の古来からの考え方の家では、今の日本環境には合わなくなっているようです。
現状、自分達も自然の空気を感じたいときには、窓を開けて積極的に換気すればいいのですが、家にいるほとんどの時間は窓を締め切って、花粉や黄砂対策に内部環境を一定に保つ生活となっています。

日本と西洋のインテリアの相違点

家具のサイズの違い

海外製のテーブルに座ると、若干高いように感じることはないでしょうか?
実は、国産のテーブルに比べて海外製のテーブルは3〜8cmほど高く設定されているといわれています。
これには、西洋人と日本人の体格の違いに加えて、室内でも土足で生活するスタイルが関係しているそうです。
靴を履いているのと素足では背の高さが数センチ変わるため、家具のサイズにも影響がでると考えられます。

また、リビングに設置するセンターテーブルの高さも、日本では床に座ってちょうどよい40cm以下のものが多いのに対し、海外製のものは40cm以上が主流です。
海外ではそもそも床に座る習慣がないため、ソファに座った状態で使いやすい高さに調整されているといえます。

照明の数の違い

日本では、1つの部屋に1つの照明器具を設置する「1室1灯」が一般的ですが、西洋では複数の照明器具を設置する「1室多灯」が主流です。
1室多灯では、照明を組み合わせて雰囲気づくりができることや、必要なところだけを照らすことで省エネ効果があるともいわれています。

海外の家では照明が若干暗い印象がありますが、これには目の色がブルー・グリーンなど色素の薄い西洋人にとって、明るい部屋は眩しく感じることも関係しているようです。

日本の建築様式も変化してデザイン性、断熱性能、環境変化よる換気などずいぶん住みやすくなったと思います。
インテリアも心惹かれる西洋のアンティーク家具など素敵な家具がたくさんあります。
高さの違いなどは少し不便を感じる事はあるかもしれませんがお気に入りの家具を眺めていられることの幸福感もまた良いものです。
お住まいやインテリアのテーマを決めお部屋づくりをするのはとても楽しいものです。
自分が落ち着く素敵なお部屋を作って頂ければと思います。

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