歴史と伝統があり、15世紀後半から商業の中心地として栄えてきた大阪府堺市、堺商人や会合衆という言葉を知っている方も多いのではないでしょうか。
そんな堺市では、「堺打刃物」(さかいうちはもの)が有名です。
今回は、プロ用の和包丁として、高いシェアを誇る堺打刃物の魅力をご紹介したいと思います。
和包丁「堺打刃物」の歴史
「堺市と言えば鉄砲!」と、歴史好きの人ならば答えるのではないでしょうか?
それもそのはず、堺市では平安時代末期には刀の製造がされ、古くから鉄を扱う技術に長けた職人が集まっていました。
その後は技術を磨きつつ、タバコを刻むためのタバコ包丁が室町時代に生産されるようになりました。
そのタバコ包丁の高い技術力は、時の権力者にも注目され、徳川幕府の時代には「堺極印」を刻銘して専売することにより、全国に普及していったそうです。
その後、鍛冶職人により出刃包丁などが開発され、現代に技術が引き継がれたことにより、今でも高い品質を保ち、高いシェアを誇っています。
経済産業大臣指定伝統工芸品にも登録されていて、実用性もさることながら、伝統工芸品としても高い評価を得ています。
和包丁「堺打刃物」の製造工程とは
堺打刃物は、別々の職人により、3つの工程から製造されます。
まずは鍛冶の工程で、地金と刃金の二種類の金属を接着する刃金付けから始まります。
その後は、熱した金属を少しずつ冷ます「焼きなまし」、一気に加熱して水で急激に冷ます「焼入れ」、また熱する「焼戻し」など、刃金の硬度を高める作業を行います。
これらの作業は、日本刀の製造方法と似ていて、地金に粘りをもたせつつ、刃金に硬度を持たせる効果があるそうです。
堺打刃物は、研磨の工程でタガネを当てて刃全体の歪みを取るのですが、その工程は堺打刃物ならではです。
その後、柄付けをして包丁として仕上げます。
こうしてできた和包丁は、全国の料理人から高い支持を集め、高いシェアを誇っていますよ!
まとめ
プロ用の和包丁として、高いシェアを誇っている堺市の堺打刃物は、伝統と歴史のなかで培われた技術が現代にも継承されています。
時の権力者からもタバコ包丁の切れ味が認められ、全国に普及するきっかけとなりました。
そんな堺打刃物は、「鍛冶」「研磨」「柄付け」という3つの工程を、それぞれ違った職人が手がけています。
経済産業大臣指定伝統工芸品にも登録されていて、世界に誇る技術の包丁ですから、一丁は手にしたい逸品ですね!
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