不動産登記簿を見ていると、たまに「更正」という文字が記載されていることがあります。
一方で「職権更正」という記載もありました。
この違いは何でしょうか。
申請者の間違いによる「更正」
まず「更正」ですが、これは登記を申請した人間のミスになります。
自分で申請した場合も、専門家に依頼した場合も同じく、申請書に記載された情報が間違っており、そのまま登記がされてしまい、後日その間違いが発覚したケースです。
申請書に誤った住所を記載してしまった、名前の漢字を間違えてしまった(例:「渡邊」と「渡邉」)、日付を間違えてしまった、などのケースです。
大抵のケースでは、添付した書類との整合性がとれず、登記がストップされるのですが、場合によってはそのまま記録されて登記が出来上がってしまうケースもあります。
この場合には、改めて「更正」の申請書を提出して、正しい情報に書き換える必要があります。
法務局の登記官の間違いによる「職権更正」
一方で、申請した人間の間違いではなく、登記記録を入力した登記官の間違いによる場合もあります。
申請書には正しい情報が記載されていたのに、登記官が見落とした場合などです。
また、以前の古い簿冊の登記簿から、現在のコンピュータ情報へ打ち直す際に、登記官が誤って入力してしまっている場合もあります。
この場合には、登記官が「職権」により更正登記を行います。
どちらも、更正により正しい情報へ書き換えることが可能ですが、登記記録上は「更正」や「職権更正」といった記録が生じてしまい、間違いが起こったことが明示されてしまいます。
実害がないとはいえ、できればそのようなミスがない登記簿が好ましいでしょうか。
普段は細かく見ない不動産の登記簿ですが、中には重要な情報やリスクに関する記載がある場合もあります。
購入を検討する物件に気になる点がある場合には、信頼できる不動産エージェントに相談してみましょう。
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