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寿命を縮める家と伸ばす家の特徴

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寿命を縮める家と伸ばす家の特徴

カテゴリ:不動産売却
皆様こんにちは。

堺市で長年皆様の不動産売買のお手伝いで愛されている「LIXIL不動産ショップ堺東店(株)友進ライフパートナー」です。不動産売却、不動産購入、リフォーム相談から見積もり取得、相続相談など物件のお困りごとを幅広くお手伝いさせて頂いる堺東駅前に店舗を構えている不動産会社です。

今回の記事テーマは「寿命を縮める家と伸ばす家の特徴」です。

ダイアモンドオンラインで面白い記事を見つけたので紹介します。
「寿命を縮める家」と「寿命を延ばす家」の決定的な違い
住宅性能と健康に関する記事なのですが、文中に賃貸の方が持ち家よりも寿命が短くなるという表記があり、「なんだこれは!?」と熟読してしまいました。

■住宅と健康の関係は科学的に立証されています

専門ではないので詳細は割愛しますが、住宅性能(特に省エネ性能)と健康との関係は科学的に立証されており、住宅ローン減税で省エネ性能が必須になるなど、国交省も住宅の省エネ性能向上を推進しています。

住宅の性能と健康の関係については下記のレポートがわかりやすいです。
SWH健康調査【改修前後】 活動量分析
断熱改修で血圧が下がる、暖かい住まいだと血中脂質が少なく、心電図の異常が少ない、就寝前室温が18度以上だと夜間頻尿発症が0.4倍、など非常に興味深いデータが紹介されています。

また、冒頭で紹介したダイアモンドオンラインの記事で、高齢者の家庭内死亡事故についての記載がありますが、2022年に家庭内の不慮の事故で亡くなった人が15673人で、その内の約4割が不慮の溺死及び溺水とされています。
ヒートショックという言葉を耳にされたことがある方も少なくないと思います。

日本の住宅は健康住宅とは言えない、特に高齢者に適した環境ではないと言われています。

■持ち家であれば寿命を延ばすのか?

ダイアモンドオンラインの記事では持ち家の平均寿命が87.1歳に対し、賃貸は83.8歳と、賃貸の方が平均寿命が短かったという統計データから、持ち家より賃貸の方が安普請であるから短命であると論じています。
国の統計データを元とした主張なので、確かにそういう側面はあるかな?というのが筆者の感想で、何よりもずいぶんざっくりした括りだな、というのが正直なところです。
住宅性能を論じる場合、建物の工法による影響は無視できません。
持ち家と言ってもマンションなのか戸建てなのか、戸建てであっても木造なのか、RC造なのか、建てられ方によって性能は異なるはずです。
戸建てからマンション、もしくはマンションから戸建てへ住み替えた方は共感いただけると思いますが、戸建てよりマンションの方が冬は暖かく、夏は涼しいという感想を持つ方が多いです。
私個人の経験で言うと、賃貸マンションから戸建ての持ち家に住み替えたわけですが、賃貸時代のマンションの方が省エネ性能に優れていたと思います。

■住宅スゴロクの見直しが求められているのではないか

ダイアモンドオンラインの記事も、途中でご紹介したレポートも、省エネ性能の高い住宅を新築・改修することを推奨していますが、果たしてそれが答えなのでしょうか。
住宅性能と健康に因果関係があるとして、それでも省エネ性能の高い住宅環境を実現するには多額のコストがかかります。
極端な少子高齢時代で、老後のための資金問題が大きな話題となる時代において、高齢期の健康のために多額のコストをかけるというのは一般的な消費行動とは言えません。

住宅スゴロクという言葉があります。
独身時代に単身用賃貸に住んで、結婚したら夫婦二人用の賃貸へ移住して、子供ができたらマイホームを購入して、亡くなるまでマイホームに住み続ける…。
新築偏重時代の考え方です。
「一国一城の主」とか「終の棲家」という言葉も良く使われました。
このかつての住宅スゴロクの概念には欠陥があり、頑張ってローンの返済を行ったマイホームは資産という扱いになりますが、資金化して活用できるのは、本人が亡くなった後になります。
困った時に活用できないマイホームを資産とは言えません。

今回ご紹介した住宅性能と健康の問題を考慮すると、ますますこのマイホームという概念を覆す必要があると感じます。
結婚して子供ができて子育てのための家を買うところまでは同じですが、子育てが終わって子供が独立したら、子育てのためのスペースはデッドスペースになります。
子供が独立した頃はまだまだ現役世代です。
選択肢が広いうちに、役目を終えた家を資金化し、老後を過ごす家に移住するのが合理的な判断と言えるのではないでしょうか。
十分な資金がある方は、老後を快適に過ごすために省エネ性能が高い家を新築するという選択肢もあるでしょう。
それほど贅沢ができない方は、省エネ性能を気にしながら賃貸を探すということもできると思います。
大切なのは、家を買ったら終わりではなく、必要になったら売却し、住み替えることができる選択肢を持つということです。
そのためには、いつでも売ったり貸したり、資金化しやすい、資産価値が目減りしにくい住宅を選択することが何よりも大切だと思います。

■高性能住宅の資産価値は高いのか?

住宅性能と健康の関係を考慮して、子育てのためのマイホームも高性能住宅にしたいと考える方もいらっしゃると思います。
省エネ性能が高い住宅は、普通の住宅に比べて高額になります。
高性能な分だけ売りやすいだろうし価格も高く出せるのではないか?と考える方が多いと思いますが、残念ながら現在の不動産市場の評価はエリア(土地)の評価がほとんどで、建物性能が価格に及ぼす影響は大きくありません。
どれだけ高性能な住宅だったとしても、周辺に商業施設がない、最寄りの駅から遠く離れている、人口が減り続けているような郊外に家を購入してしまうと、資産価値を維持するどころか、買い手を見つけるのにも苦労する時代になります。
少し意地悪な見解になりますが、建築費のコストを抑えて、その分より条件のよい立地を選択する方が資産価値は維持しやすいという考え方になります。
ご自身の老後の健康だけを考えるのであれば、子育てが終わったら移住することを前提に、高齢期に性能が高い住環境を得られるよう、計画を立てる方が建設的だと思います。

住宅購入時は様々なことを並行して検討しなければなりません。
健康的な住環境であるに越したことはないのですが、それに引っ張られて、立地など重要な要素をおざなりにするのは判断が間違っていると言わざるを得ません。
どのような家を買うか、どのような買い方をするのか、が人生を大きく左右するほどの影響を及ぼす可能性を秘めています。
後になって後悔しないように十分に検討したいところです。

※こう書くと住宅購入がかなり重たくなってしまうので、いつでも売れる資産価値重視の住宅購入がおすすめです。

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