親が老人ホームに入居したり亡くなったりするなどして、今後住む予定のない空き家を抱える人が増えています。
そこで検討したいのが、空き家の売却です。
そこで、空き家を売却するときのメリット・デメリットを知っておくことをおすすめします。
空き家の売却① 注意点
●保有し続けるときの注意点
ずっと無人にしておくと家屋は急速に痛み、市場価値も下落していきます。
主な注意点としては、無人の家屋は老朽化による損壊のみならず放火などの犯罪を誘引します。
したがってリスクの高い家屋だと見なされると、「特定空き家」に指定されることがあります。
特定家屋に指定され自治体から是正勧告を受けると、固定資産税の優遇措置を受けられず多額の税金が課せられます。
加えて50万円以下の罰金が科さられたり、行政代執行の対象となる恐れがあります。
●処分するときの注意点
一戸建ての場合は、権利関係に注意してください。
隣接する土地との境界線や、法律上の建築制限の有無は確認が必要です。
ここが曖昧なままだと、将来的な建て替えに影響が出ます。
ですからあらかじめ、接道状況やライフラインの現況も確認しておきましょう。
空き家の売却② メリット
居住用物件を売却した際の譲渡所得には、3,000万円の特別控除を受けられますが、すでに住んでいない空き家は対象外です。
ただし特例として、住まなくなった日から3年経過した年の12月31日までに売却すると、3,000万円の特別控除の対象となり節税になります。
したがって管理しきれない空き家は、早めの売却処分がおすすめです。
当該物件が相続により取得したものであれば、現金化することで他の相続人との遺産分配がしやすくなりますし、売却後は固定資産税がかからないメリットがあります。
空き家の売却③ デメリット
空き家を売却するには、仲介の不動産会社探しから、売買契約締結後の諸手続きなど多くの手間がいるデメリットがあります。
遠方の実家を売却するなら、引き渡しや決済など現地立会いが必要な手続きがある点に留意してください。
また完全に手放すことになりますから、思い入れの強い家だと心情的な負担となります。
空き家の売却④ 売却以外の活用方法
●賃貸物件にする
住居や店舗用の賃貸物件化することが考えられます。
修繕リフォームや維持管理の手間はかかりますが、家賃収入を得ながら家屋も温存できます。
●更地にする
空き家の状態が悪いなど、買い手や借り手がつかないものであれば更地にする方法があります。
更地にした方が買い手を見つけられる可能性が高まりますし、事業を始めたり借地にしたりするなど活用の幅が広がります。
ただし固定資産税は高くなります。
まとめ
空き家を売却する際の注意点や、メリット・デメリットについて解説しました。
活用予定のない無人の家を所有し続けるのはリスクがありますので、早めの対策がおすすめです。
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